コロナ禍の生活、改めて「家計の見直し」をしませんか。

コロナ禍の生活、改めて「家計の見直し」をしませんか。

みなさんは、コロナ禍の生活をどうされていますか。 家計のことでいえば、収入が大幅に減収した方もいれば、それほど変わらない方もいることでしょう。 個人の努力で対策が立てられるのか、行政や福祉の力がいるのか、個々にやり方は異なります。我が家の事態を冷静に考えて、個人の努力を超えるといった場合は、速やかに行政や社会福祉協議会に相談してください。絶対に一人で抱え込まないことです。また、お住いの地域の民生委員さんに相談することもお勧めします。例えば住宅ローンの支払いが厳しいのであれば、滞納する前に金融機関に相談して返済方法を見直せたらいいですね。多重債務になりそうなら、法テラスに相談してください。
コロナ禍で働き方や生活スタイルが変わり、在宅勤務が増えている傾向です。子供たちが家にいるようになって、食事が大変等の声も聴きました。今までとは異なるストレスが加わっている気がします。学校が再開しても、新しい生活様式に慣れることが必要なのでしょうね。
今回のコロナ禍のほかにも、台風や豪雨、地震などの自然災害の不安がつきません。だからこそ、不安を「見える化」して、対策を立てることが大事です。そのためにも、我が家の家計を改めて見直してみませんか?

家計を管理するとは、どういうことでしょうか?

我が家の生活がまわり、かつ、家族の夢をかなえるために家計を管理することです。我が家の収入と支出を把握し、予算を立てます。その際、長期的な視点が必要です。家族の一生には、基本生活にかかるお金のほかにも、3大資金と呼ばれるものがあります。教育資金・住宅資金・老後資金の3つです。個人のライフスタイルは多様化していますので、それぞれの人生でプランを立て、家計を管理しましょう。

家計管理の流れ

① 我が家の収入と支出をつかむ <我が家の正味の収入の合計額は?> ・夫の可処分所得(総収入額から、税金や社会保険料を引いたもの)、 ・妻の可処分所得(総収入額から、税金や社会保険料を引いたもの) ・児童手当等の収入
<我が家の基本生活費は、いくらかかっているか?> ・住宅費・食費・水道光熱費・子ども費・交通通信費・交際費・こづかい ・私的保険料(生命保険、医療保険、火災保険、自動車保険等、我が家が加入している保険の一覧表を作成してください)
② 資産の一覧表を作成する 期日を決めて、1年に1度作成します。 例えば、12月31日でしめます。その時点のプラスの財産と、マイナスの財産の残高を書き出します。夫婦でお財布が別々だとしても、お互いのお金がどうなっているかの共通認識が大事ですので、それぞれに書き出し、確認してください。 資産の額は毎年変わります。ですので、毎年作成し、金額の流れに注意しましょう。
③ 我が家のライフイベント表を書き出す 将来、我が家には、どんな出来事が起こるのか。誰にどんなイベントが起きて、いくら程度の費用をかけるのかを心づもりします。パパのイベント・ママのイベント・子どものイベント、家族によっては祖父母のイベントもあるかもしれません。できれば10年から20年分程度を書き出しましょう。 事情が変われば、その都度見直します。
④ 収支を見直し、積立ができる家計にする(家計を予算化する) 収入を増やす3原則(・もっと働く ・支出を抑える ・お金に運用してもらう)を意識しましょう。専業主婦であれば、子どもの成長に応じて働くことを考えましょう。支出を抑えるためには、何にいくら使っているかを見える化し、無駄を改善します。家計の大きな節約としては、保険・住宅ローン・自動車・通信費等の見直しが挙げられます。家族全員で話し合って、問題意識を共有することが大事です。ママ一人で抱え込まないでくださいね。 家族の中だけでは、なかなか我が家の無駄に気づけません。第3者に相談してはいかがでしょう。生協でも学習会等があります。日本FP協会でも、無料相談をしていますので、調べてみてはいかがでしょう。
⑤ 定期的に点検し、実行できているか確認する 家計を予算化し、積立ができるようにします。実際、積立が実行できているか点検します。自動積立をしながら、別の通帳でおろしていて、本当に使っているお金の額がわからない家庭が少なくありません。全体の流れがわかる家計簿を作りましょう。細かい記入が必要だと続けるのが辛くなります。ザックリでいいので、全体をつかんでください。
くらしの電話相談では、困っていることや、いろいろな悩みごとに対応しています。 一人で抱えないで、お気軽にお電話ください。

コラムお休みのお知らせ

このコーナーでは、折に触れ感じたこと、皆さんにお伝えしたいことなどをお届けしてまいりましたが、しばらくお休みさせていただくことになりました。
長い間ご愛読くださり、ありがとうございました。

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