家計にやさしく!地球にやさしい!SDGsな暮らしかたを意識しませんか。
家計にやさしく!地球にやさしい!SDGsな暮らしかたを意識しませんか。
国連で2015年に加盟国の全会一致で採択された文書がありました。それが「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」です。アジェンダとは、フランス語で手帳などを意味し、英語圏では、検討課題とか行動計画という意味で使われ、日本でも様々な場面で使われている言葉です。この「2030アジェンダ」が掲げた目標がSDGsです。
SDGsとは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の頭文字をとった略称で、17の目標と169のターゲット、244の指標から構成されています。このSDGsはあらゆる国が参加し、取り組むべき行動計画で、2016年から2030年までの期限を定めています。
国連がこうした提案をした背景には、
今のような生活(先進国の消費生活)をしていたら、地球は持たないのではないかしら!
世界的にも、一国内でも許容範囲を超えた貧富の格差が広がっているのでは!
温暖化による異常気象が普通の生活にも襲ってきているのではないかしら!
海の中のプラスチックゴミの実態はどうなの!解決できるの!
貧しくて学校に行けない子ども、安全な水が行き渡らない国々のこと!
簡単で便利な暮らしの背後で、なにが起きているのかしら!
日本でも昨年は異常気象で大きな災害が全国規模で報告されました。
SDGsは、2年間の国際交渉を経て広く市民の意見が盛り込まれています。
それを3つに整理すると、①地球の環境を守りながら②すべての人が尊厳をもって生きられる社会と③誰もが豊かな暮らしを継続的に営むことができる経済を実現することとなります。①は環境、②は社会、③は経済の側面です。
17の目標をこの3つに当てはめると、
①は、
6 安全な水とトイレを世界中に
13 気候変動に具体的な対策を
14 海の豊かさを守ろう
15 陸の豊かさを守ろう
となります。
②は、
1 貧困をなくそう
2 飢餓をゼロに
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
5 ジェンダー平等を実現しよう
7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
11 住み続けられるまちづくりを
16 平和と公正をすべての人に
となります。
③は、
8 働きがいも経済成長も
9 産業と技術革新基盤をつくろう
10 人や国の不平等をなくそう
12 つくる責任つかう責任
となります。
それらをまとめるものとして
17 パートナーシップで目標を達成しよう
です。
最近は、SDGsに関する書籍が本屋さんにたくさん並んでいます。
ぜひ読んでいただきたいと思います。
SDGsを「自分ごと」と受け止めた暮らしをしてみませんか。